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インターンシッププログラム作成支援|会社に定着してくれる新卒採用を目指して【株式会社タチカワ 椛澤 正人さん】

「新潟市中小企業人材確保・育成支援事業」は、市内企業の人材確保や若者等の市内就労を促進するため、企業の魅力度向上や社内外への発信力強化のほか、効果的なインターンシッププログラムの構築を通して、企業の採用力向上を支援する事業です。

 事業の一環であるインターンシッププログラム作成支援では、インターンシップの基礎を学び、その後、コーディネーターによる個別コンサルティングで各社に応じたインターンシッププログラムを作成し、学生と企業双方に価値のあるインターンシッププログラムの策定方法等を学んでいきます。 

本コラムでは、支援を受けた理由や感想、今後の展望についてお伝えします。今回は株式会社タチカワから椛澤正人さんにお話を伺いました。 


<株式会社タチカワ>

株式会社タチカワは、新潟市に本社を置く総合美容商社です。​美容室向けの設備・機材や業務用薬剤、化粧品の販売、美容サロンの店舗設計・プロデュース、広告企画制作、イベント運営、美容技術教育などを手掛けています。


若手が定着しないという課題

ー お名前と御社の企業名を教えてください。

株式会社タチカワのマーケティング本部の椛澤正人と申します。事業内容は、主には美容ディーラーとして、美容室に商材の卸し売りをしています。それに加えて、美容室の代理店のような業務もしています。例えば広告を出したり、新規開店の際の事業計画書を作ったり、市場調査も行いますし、どういうお客様をターゲットにするのか、どういうお店づくりをするのかというところまで、やらせてもらっています。オープンした際には、卸した商品の特徴や使い方、技術的なレクチャーなんかも一式サポートしています。

ー 参加したきっかけ

弊社では職業紹介事業も行っているのですが、最初は、お客さまとのお話の材料になるかと思い、まずは若手リクルーター養成講座を受講したんです。美容業界も、人材不足と離職率の高さが課題となっているので。ただ、実際に受けてみると、他の受講者の本気度と、採用に関して浦島太郎であることを自覚して、我々も本気になっていきました。というのも、美容室だけではなく、弊社自体も若手の人材不足となっていて、特に新卒が入っても会社に定着しないで辞めてしまうという課題もありました。そのため、実際に新卒にアプローチしていこうと、若手リクルーター養成講座受講後に紹介いただいたインターンシッププログラム作成支援も受けることにしました。

ー 講座全体の感想

コーディネーターである佐々木拓也さんが素晴らしかったですし、マニュアルがしっかり作り込まれていて、ワークもスムーズに理解できました。それと、例えば自社の魅力に感じる部分を整理するなど、割とベーシックな話だと思うのですが、ベーシックなことって意外と言語化していなかったり、把握していなかったりするので、改めて認識して整理する機会になって良かったと思います。

オリジナルの経営シミュレーションゲーム

オンラインでのワークショップの様子(小さい画面の真ん中は、一緒にワークショップを受けていた株式会社タカヨシの小柳 英輝さん)

ー 支援はどのように進んでいきましたか?

内容については、コーディネーターに用意していただいたプログラムに沿って行いました。前半は、自社の問題の洗い出しや、どういった点をアピールしていきたいか、他社との違いはどこなのか、コーディネーターと一緒に書き出していきました。後半では実際にコンテンツの骨子を作って、ブラッシュアップをしていきました。今、骨子まではできていて、一つ一つの具体的に実施する内容についてはこれから作っていきます。

ー どのようなプラグラムになる予定ですか?

まず第一部として、美容師体験を考えています。エアーマネキン、ウイッグを用いてカラーやカットを体験してもらいます。自分たちのお客さまである美容師さんというのは、こういう仕事をしている…ということを分かってもらうためですね。

そして、第二部としてはマネジメントを一緒に学んでもらいたいと考えています。マネジメントゲームという、企業研修向けの経営シミュレーションゲームがあるのですが、そちらを参考にしたオリジナルのゲームを作っています。

採用の課題に対してのアプローチをシミュレーションしながら、人生ゲームのように楽しめる要素を取り入れて体験してもらえたらと考えています。

長らく新卒採用をしなかったことで気付いたこと

ー 印象に残っていること

新卒採用について、第一人者と話すことによって、自分たちの新卒採用に対するIQが上がったような気持ちになれたことです。今回作ったコンテンツも、既存のものを整理しただけのようにも見えるのですが、コーディネーターと話すことで、答え合わせや、アドバイスをいただけることで、形になったと思います。

例えば、「インターンシップの時にお土産でシャンプーをあげるなんてどうだろう」という話に、「タチカワさんでしかできないから、強いと思う!」と、言ってもらいました。そういう熱やアイディアを、最先端の知識や経験と照らし合わせてもらえたことが印象に残っています。

それに、コーディネーターはとても気さくな方だったので、ワークの間にした意見交換が楽しかったです。普段は大企業を相手にお仕事されていると思うのですが、やわらかく、ざっくばらんにお話いただきました。また、我々が興味を持っていた採用サイトの仕組みについて知りたいというお話をしたら、その担当者の方とつないでいただいたりもしました。我々にとって、メリットしかなかったと思います。

 プログラムを通じて、他に得られたものはありますか?

新卒に響くコンテンツづくりについて、学生がどういった軸で企業を見ていて、どういったことをメリットに感じてくれるかといったところを、再認識していきました。学生が内定を受諾した理由や、逆に辞退した理由などについても、具体的な例を教えていただき、自分たちの会社について、新卒目線で考える機会となりました。

辞退した理由について考えた時に、話に出た例が一つあります。今の美容室のオーナー様は皆さん勉強しているので、対応する我々も勉強しないといけないという意識を持てるのですが、昔ながらの美容室では、もう少しゆるい雰囲気のオーナー様が多くて、あたたかくて有難いのですが、そこに甘えてしまうと、ぬるま湯になってしまうところもあるんです。例えば、担当者が顔を出すだけで満足してもらえたり、ヘマをしてしまっても咎められることもなかったり、商品導入の提案にすぐに応じてくださることが多かったり、あたたかいが故に、社員の成長する機会が少なくなってしまう可能性があります。全ての社員がそうだというわけではないのですが、ぬるま湯につかってしまっている社員もいますし、力の差が出てきています。

そういったことで、ゆるさが社風に出てしまったりもします。意識が高い社員は、ゆるさを嫌がって、辞めてしまったりするんですね。そういった社風を感じ取って、内定辞退につながることはあると思いました。

そのため、社員が皆ちゃんとキャリアアップできるような仕組みづくりや明確な評価基準を作らなければいけないと感じました。

ー インターンシップについて、今後の展望は?

今回考えているプログラムは、今のところ本社でやることしか考えてないのですが、今後は弊社の各拠点でやることができるようにしていきたいと思っています。関東の支店などでも人材を必要としていますので。それと、今は色々と考えすぎて、頭でっかちになってしまっていると思うので、早く実際にやってみて、ブラッシュアップしていきたいと思っています。

募集の場所として、新卒採用ガイダンスへ参加したいと考えています。長らく新卒採用をしていなかったので、ガイダンスにも参加していませんでした。その間、中途採用はしているんですけど、なかなか定着しませんでした。今、会社の中で活躍しているのは、新卒で入社している社員が多いように感じます。そのことに、新卒採用を止めて数年経ってようやく気付いたので、今後は新卒の方に入社してもらい、ひとつひとつ成長し、定着してもらうことが会社のためにもなるだろうと考えています。

ー こちらの支援を、どのような企業におすすめしたいですか?

既に採用活動に力を入れている企業さんにとって、より効果的なのではないかと感じました。例えば、毎年ガイダンスに出てはいるけれど、応募者を取りこぼしてしまっている企業さんや、毎年新卒採用をしているけれど、採用方法にマンネリ感が出てしまっているという企業さんが受けることで、より自分たちのプログラムをブラッシュアップする機会になるのではないでしょうか。

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