EVENT REPORT イベントレポート

令和7年度『若⼿リクルーター養成講座』イベントレポート(Vol.1)

令和5年度から新潟市が実施する「若手リクルーター養成講座」の3年度目の実施になります。

本講座は、市内企業の若手社員を対象に、次世代リーダーやリクルーターとして活躍できる人材の育成と定着を目的とした、全4 回の連続プログラムです。

2025年10月28日、新潟市内で令和7年度「若手リクルーター養成講座」の第3回講座が開催されました。全4回の連続講座もいよいよ後半戦に突入です。

本講座は、市内企業の若手社員を、組織を牽引するリーダーやリクルーターとして育成・定着させることを目的としています 。講師には、昨年度に引き続きグローリンク株式会社 代表取締役の中藤美智子(なかとう・みちこ)氏をお迎えしました。

講師の中藤美智子氏

 

前回までの振り返りからスタート。中藤さんから前回までのテーマと、今回の流れのお話がありました。

 

中藤さん:第1回の講座では「採用課題とビジョン共有」ということでワールドカフェをしながら「どのような採用課題があるか?」「どんな取組をしているか?」という話をしました。

また、現在の「採用市場、採用手法の理解」についての情報提供と「リクルーターの役割」について伝えさせていただきました。

そして第2回の講座には「自分の軸の確立と内的キャリアの再発見」ということで、ベクトルを自分に当てて「自分が会社に入った理由」「今持っている想い」「今後のキャリア」について考えていきました。そして、「自社の魅力を定義」するために自社インタビューをしていただき、その魅力や取組についてお互いに情報交換をして共有をしました。

 

 

その後のオンライン講座では1、2回目のフォローアップとして、「魅力を定義した後の訴求」について、ターゲットになる学生とどこを魅力として訴求していくかを情報交換しました。

そして本日のテーマは「リーダーシップの形成/課題解決の実践方法」。アジェンダは「リーダーシップ発揮の強み発見」、「リーダーの役割」、「リーダーシップの発揮と実践」、「採用課題の整理と解決策の検討」となります。

 

アジェンダ1 リーダーシップ発揮の強み発見

自分たちの理想のリーダー像をイメージするために「尊敬するリーダーはどんな人」かを書き出し、共有するワークを行い、中藤さんから多様なリーダーシップについての解説がありました。

 

中藤さん: かつては「強制型」や「実力型」「ビジョン型」といった画一的なリーダーシップが主流でしたが、これからはメンバーの個性を活かす「コーチ型」や信頼関係を重視する「関係性重視型」、メンバーと同じ目線で友好的な関係を保つ「民主型」など、自分の強みに合ったスタイルを使い分けることが重要です。

 

 

続いて行うグループワークでは、「他己分析シート」をもとに職場の上司や同僚からヒアリングしてきた自分の印象や強みを、グループ内で共有・フィードバックし、グループの代表者が全員の前で発表・共有しました。

 

アジェンダ2 リーダーシップの役割

続いて、リーダーシップ行動を分析する視点として中藤さんから「PM理論」を学びました。リーダーシップには、成果を上げるための「P機能(目標達成機能)」と集団の和を保つための「M機能(集団維持機能)」の2軸があるという考え方です。

 

 

中藤さん:リーダーの役割や業務範囲はポジションによって様々ですが、共通して必要なのが「P(目標達成)とM(集団維持)」という2つの機能です。P機能は成果を上げるための力。目標を設定し、計画を立て、業務を効率化していく役割ですね。一方でM機能は、チームワークを維持するための力です。メンバー一人ひとりを気遣い、声がけをして、人間関係を構築していくなどの役割を指します。

理想はこの両方が高い「PM型」です。成果は出るけれどバラバラな状態の「Pm型」や、仲は良いけれど成果が伴わない「pM型」など、まずは自分が今どの位置にいるかを把握することが大切です。

 

 

また、講師から、それらの機能を伸ばすためにはどのような方法があるかも解説いただきました。

 

中藤さん:もしP機能を伸ばしたい場合は、メンバーに明確なゴールを提示し、そこに至る道のりを具体的にイメージさせるはたらきかけをしてあげてください。また、業務把握と適切な業務分担も必要になってくると思います。M機能を伸ばしたいなら、メンバーと上司の関係性で一対一で話をする時間を設けるなど、「縦の関係」を意識する。一緒にメンバー同士の状態や関係性を見て、対話の場を作るなど「横の関係」を伸ばす。この両方を強化していくことで、メンテナンス機能を上げていくことができます。

 

アジェンダ3 リーダーシップの発揮と実践

お昼の休憩を挟んで、午後は本講座のハイライトの一つであるグループ演習「おもしろレジャーランド」に受講者全員でチャレンジしました。まず、その目的について中藤さんから説明がありました。

 

中藤さん:ここからは、いよいよリーダーシップ発揮の実践に入っていきます。皆さんには、これからある課題に挑む演習に取り組んでいただきます。

この演習の目的は、大きく分けて3つあります。 まずは、チームで動くときにお互いがどう影響し合っているかを知ること。そして、先ほど学んだ「PM理論」や自分の「強み」が、実際の場面でどう表れるのかを体感することです 。

仲間から共有してもらった自分の強みを、チームの中でどう活かせるか。共通の課題を解決するプロセスを通じて、改めて「リーダーシップとは何か」を自分自身に落とし込んでいただければと思います。

 

そして、中藤さんからゲームルールの説明などが行われた後、模造紙とペンが配られ、グループに分かれて演習が始まりました。制限時間30分という中、最初は混乱していたグループも、次第に「誰が情報をまとめるか」「誰が時間の管理をするか」といった役割が自然と生まれ、活発なコミュニケーションが飛び交いました 。

 

演習後、中藤さんから正解が発表されると、正解チームからは喜びの声が、不正解のチームからは悔しいという声があがりました。

その後、プロセスシートを使って「リーダーシップ行動の振り返り」が行われました。個々に記入した後に、グループで共有して話し合い、代表者が発表して全員に共有しました。

 

そして、演習を振り返りながら「PM理論」を使って改めて「リーダーシップ行動」と「リーダーの役割機能」についての説明を中藤さんがしました。

そして、「リーダーに求められること」について書かれたシートを各々でチェックしていきます。

 

中藤さん:まずは今の自分を、◯(強み)、△(意識したい)、×(これから)で客観的にチェックしてみましょう。全部を完璧にこなすのは難しいものです。自分の強みを活かしながら、足りない部分は少しずつ意識して、自分らしい「働きかける力」を育んでいってください。

 

 

中藤さん:最後に、リーダーシップのあり方について大切なことをお伝えします。リーダーシップの出発点は、何よりもまず自分を律し、導く「リード・ザ・セルフ」にあります 。「自分はこうありたい」「この役割を全うしたい」と自分自身を奮い立たせることがすべての始まりです。

自分をリードできて初めて、仲間やチームに良い影響を与える「リード・ザ・ピープル」が可能になり、それがひいては会社や社会を動かす「リード・ザ・ソサエティ」へとつながっていきます。まずは自分から。皆さんそれぞれの持ち味を活かしながら、そこから生まれるポジティブな影響を、ぜひ周りの仲間や組織へと広げていってくださいね。

 

アジェンダ4 採用課題の整理と解決策の検討

最後のアジェンダは「採用課題の整理と解決策の検討」です。まず、中藤さんから説明がありました。

 

中藤さん:ここからは、現場で直面する様々な課題をどう整理し、突破していくか。その具体的なプロセスを学んでいきましょう。課題解決力とは、単に目の前の問題を片付けることではありません。何が起きているのかを客観的に分析し、その本質的な原因を突き止め、解決のために「人・情報・お金」といったリソースをどう活用するかを見極める力のことです。

皆さんがリーダーシップを発揮し、自ら情報整理をして解決策を提案していく番になっていると思います。また、採用市場の大きな変化もあります 。

リクルーターとして直面する「応募が集まらない」「内定辞退されてしまう」「入社後のミスマッチ」といった課題についてグループワークをしていただきます。

 

そして、実際にワークを行う上で「課題解決のプロセス」とそのためのフレームワークである「Whatツリー」「Whyツリー」「Howツリー」についても解説していただきました。

 

 

その後の具体的なワークでは「課題発見シート」を各々で記入し、採用上で課題に感じていることや解決したいことを認識。各々の課題をグループ内で共有した後に、取り扱う課題を1つに絞り、ロジックツリーを使いながらアイデアをグループごとにまとめて、最後は全員の前で発表しました。

 

発表の後に今日のまとめとして、中藤さんから総括がありました。

 

中藤さん:具体化した課題解決の方法を推し進めるには、皆さんが社内で提案をして、言うだけではなく実行していくという役割になると思います。その時、今日学んだリーダーシップを発揮すると解決に結びついていくと思います。自分の強みを発揮したリーダーシップを活かして、ぜひ社内で実践してみてください!

 

最後に、最後の講座となる第4回のプレゼン大会について実施方法や評価項目などの説明があり、第3回の講座は終了しました。

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