「新潟市採用力向上サポート事業」は、市内企業の人材確保や若者等の市内就労を促進するため、企業の魅力度向上や社内外への発信力強化のほか、効果的なインターンシッププログラムの構築を通して、企業の採用力向上を支援する事業です。
事業の一環である若手リクルーター養成講座では、組織を牽引する次世代リーダーやリクルーター活動に携わる人材を社内で育成・定着させることを目的とした全6回の講座を実施しました。
今回は講座を終えた株式会社大建建設の小林奈緒さんにお話を伺いました。
まず最初に小林さんが株式会社大建建設に入社したきっかけについて教えてください。
人と関わる仕事がしたいという思いが入社したきっかけです。東京から新潟に戻ってきたタイミングで、アパレル業界から異業種である建築業界に飛び込みました。
初めは不安も多くあったのですが、働き始めてからいい意味でのギャップを感じています。例えば研修体制が整っていたり、分からないことがある時にすぐ教えてくれるという環境がとても良いです。また、他の事業部の方からも温かい声をかけていただいたりと、雰囲気も良い職場です。
講座の受講のきっかけと印象に残っている講座を教えてください。
一緒に働いている部長に「こういうのがあるけど受けれてみれば?」とチラシを手に声をかけてもらったことがきっかけです。新潟市から各種お便りが届く中で、この講座のチラシがありました。
印象に残っているのは、第2回「リクルーターノウハウと生きがいの明確化」の講座です。生きがい・やりがいを時間をかけて考える機会は日常生活の中でなかなか持てないと思いますが、その部分を深く考えることのできる良い機会となりました。「日常生活での生きがい」と「仕事でのやりがい」は別のものであるとも気づき、採用の場面でも役に立っています。
講座を通して、しっかりと考えていかなればいけないが、なかなか時間が持てない部分に時間を割いて向き合うことができたと感じています。
よかったことや研修を通して学んだことはありますか?
研修後に報告書を作成して、その中で学んだ点や印象に残った点をまとめていました。それを元に上司と毎週ミーティングをして、今後について提案するなど、部署内で積極的にコミュニケーションが取れた部分は非常に良かったです。
また、他の参加企業と現状の課題を共有することもできました。他企業の方との関わりがあまりない中で、情報共有もでき、抱えている課題は同じであると感じることもありました。
第6回では講座を通して学んだ自社の魅力を学生にプレゼンする”プレゼン大会”が行われたとお聞きしています。プレゼン大会を振り返ってみていかがでしたか?
プレゼン大会に向けて、資料は以前広告の部署だった上司に依頼し、わたしは当日の原稿を作成するといった形でチームで分担して準備を行いました。プレゼン大会では学生や他の企業の方からのフィードバックもとても参考になり、良かったです。また、他企業のプレゼンを見る機会にもなり、自社のプレゼン改善の勉強になりました。
今は作成したプレゼンを実際の会社説明会で使用しているのですが、学生から知りたいことを知れたと言ってもらえたのがとても嬉しかったです。
全6回の講座を終えた感想と今後の展望などを教えてください。
まだ入社して2年ほどで間もないということもあり、まずは仕事を覚えて実行することを大切にしていましたが、講座を通して「こういうことをやってみたい」と声をあげることができるようになったのは自分自身の大きな成長であると感じています。
また、新卒で入社した社員と定期的にランチ会を行っているのですが、今回の講座で学んだことを伝えていきたいと思っています。社員が長く働いていくことのできる環境作りも役目であると感じているので、そういった部分にも目を向けていきたいと思っています。